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プロフィール
万に一つ

2016年02月04日

理解してほしい真理だ



2011年、明けましておめでとうございます。
当ブログを読みに来てくださる皆様、
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

TV東京の、新春7時間ドラマ『二人の軍師』、とっても良かった。
竹中半兵衛と黒田官兵衛の二人を主人公にした、
重厚な歴史ドラマが観られるなんて、嬉しいことこの上ない。
そのまま肉付けして、NHK大河ドラマにしてほしいくらい、
時間的制約が惜しく、テーマや内容が充実していたと、私は思う。

21歳のとき、司馬遼太郎の『新史?太閤記』を読んで以来、
私は、司馬遼太郎大好き人間になった。
数十冊の作品を愛読したが、
最も好きな登場人物は、『新史?太閤記』の竹中半兵衛だ。

半兵衛は、エニアグラムでいうところのタイプ5。
それも、ほぼタイプ4との境界線に等しいくらいに近い、4寄りのタイプ5。
(私は逆に5寄りのタイプ4なので、シンパシーが凄い)
個々を尊重しnuskin弱者への共感能力高く、
ヒエラルキーに吸収されない独自の価値観を、生まれながらにして持つ。
病弱で権勢欲薄く、読書好きで英明な頭脳と、
父親が築いた一城領土を守って、自立心強い一生を送った。

聡明さから鬼謀の軍師と恐れられつつも、
清廉な人格により、人々から太陽のように慕われたという。

『新史?太閤記』の藤吉郎秀吉も、魅力的だ。
タイプ2に近いタイプ3。
例えば道端の草花ひとつにしても、他の人の何倍も、
色鮮やかに匂いかぐわしく感じられたであろう、強い感性と生命力の持ち主。
何よりも成功第一の、現実主義。
かつ、人々への愛情も大変深い。

黒田官兵衛は、膠原自生半兵衛の知謀と秀吉のバイタリティを併せ持つ、
まるで二人の長所を足して、二で割ったような快男子。
そして、タイプ5に近いタイプ6だと思う。
播磨の一地方領主の家老に、あの時期に生まれたというのが、
運命を決定付けてしまった。
本当は、天下人にふさわしい器量を持っていたにも関わらず、
早くから秀吉配下として吸収されてしまい、
ついに天下を手にする機会を失った。

もし家康でなく、搬屋公司推介官兵衛が天下人となっていたなら。
我が日本は、大きく変わっていただろう。
江戸の鎖国時代は無かったし、
海洋国として発展しただろうし、
もしかしたら、世界で最も早い近代民主国となっていた可能性も高い。

だが、家康に天下を取らせたのが天の意思であり、
日本は、以降400年を、こういう風に送ることになったというのも、
また味わい深い。

半兵衛も官兵衛も、遥かに(もしかしたら現代人以上に)進んだ人であった。
信長も秀吉も進んでいたが、半兵衛と官兵衛は、
さらにそれ以上に進んだ人だったと思う。
信義や友情という概念を尊重したという、その一点においてさえ、
英明さが偲ばれる。

「天下は天下の天下にして、一人のものにあらず」
世界は、一人の支配者のものではなく、
そこに存在する全ての者のもの。

  


Posted by 万に一つ at 15:50Comments(0)